検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 1 件中 1件目~1件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Absence of a magnetic field effect on static magnetic order in the electron-doped superconductor Nd$$_{1.86}$$Ce$$_{0.14}$$CuO$$_{4}$$

松田 雅昌; 片野 進; 上藤 哲嗣*; 藤田 全基*; 山田 和芳*

Physical Review B, 66(17), p.172509_1 - 172509_4, 2002/11

 被引用回数:17 パーセンタイル:62.71(Materials Science, Multidisciplinary)

ここ2,3年の間に、高温超伝導体における磁性と超伝導の相関を明らかにするために磁場中での中性子散乱実験が幾つか行われている。これまでに、ホールドープ型超伝導体La$$_{2-x}$$Sr$$_{x}$$CuO$$_{4}$$とその関連物質において実験が行われており、静的磁気秩序が磁場中安定化し、磁気散乱強度が増加することが報告されている。これは、磁束により超伝導が破壊されている領域を核として静的磁気秩序が発達すると考えられている。これは、磁束格子とスピン揺動の相互作用を意味する。一方、電子ドープ型超伝導体においては、大型で良質な単結晶が得られなかったために、未だ磁場効果の実験がなされていなかった。われわれは大型で良質なNd$$_{1.86}$$Ce$$_{0.14}$$CuO$$_{4}$$単結晶を育成し、磁場中での中性子散乱実験を行った。しかし、磁場中で静的磁気秩序に対する効果は観測されなかった。バルクの超伝導が破壊される臨界磁場を越えても磁場効果が見られないという事実は、ホールドープ型と電子ドープ型で磁性と超伝導の相互作用が異なっていることを示唆している。これは、La$$_{2-x}$$Sr$$_{x}$$CuO$$_{4}$$におけるスピン揺動の研究に対して重要な情報を与えるのみでなく、超伝導発現機構を解明するうえでも重要である。

1 件中 1件目~1件目を表示
  • 1